OSS2025/7/8

gentrans

生成AI APIを使用したコマンドライン翻訳ツール。高精度かつ直感的な操作でテキスト翻訳を実現するKotlin製OSS。

Kotlin
Clikt
KMP
KotlinMultiplatform
OSS

ツールはこちら → hiroaki404/gentrans

genTransアプリのデモ画面 - 英語テキストの翻訳機能を操作している画面

gentransは生成AIのAPI keyを使って翻訳できるコマンドラインツールです。

コマンドラインで翻訳を行うため、テキストの指定から実行まで少ない手数で行えます。 ChatGPTやGeminiに直接打ち込んで、翻訳してとプロンプトを打つより、断然早い手数で実行できます。

翻訳用のサービスはありますが、生成AIによる翻訳は精度的にも有利である場合があります。 DeeplやGoogle翻訳のAPIを使ったコマンドラインツールも存在しますが、生成AIを使うことで気の利いた翻訳が可能です。 生成AIの利点を活かした機能も実現可能であり、一部実装済みですが今後もそのような機能追加を行う予定です。

例えば何語に翻訳したいかの指定ですが、以下のように日本語で指定したりでき、指定方法を知らなくてもLLMが気を利かせて翻訳してくれます。

genTransでフランス語翻訳のデモ - 日本語で言語指定をして翻訳している画面

技術

cliktというKotlinのコマンドラインツールライブラリを使って実装しています。 cliktはKotlinのコマンドラインツールを簡単に実装できるライブラリで、オプションや引数の定義が簡単に行えます。

またAI機能はkoogというKotlinのライブラリを使って実装しています。

Javaがないと動かないのが難点ですが、koogがKotlin Multiplatformの課題を解決してくれる(はずの)予定なので、Javaなしに動かせるようにしたいです。余裕があればkoogに自分でContributeしたいですね。

いずれもKotlin経験者であれば使いやすいライブラリとなっているので、forkして自分用のツールを作ることも可能です。あ、でも、できればContributeしていただけると嬉しいです笑